三日で運が良くなる?

『三日で運が良くなる「掃除力」』という本をもらったのは、5~6年前でした。


最近では、ときめくかときめかないかで処分する方法を紹介した方付けコンサルタントの近藤麻理恵さんが、世界に影響を与える100人にアメリカでランクインして話題になりました。


意外と掃除に対する意識って日ごろから高いのかもしれません。


さて、前述の頂いた本は、舛田光洋さんという方が書いた本で、こころと部屋の不思議な法則があるのだと考えて、それを紹介した本でした。


半ば風水術のような内容も感じられましたが、要するに住環境が清潔で整っていれば、良い運気がやってくるということを具体的にどこの場所は、愛情運に影響を与えるとか健康に関係しているとかを細かく述べてありました。


保健衛生上のことを考えると確かに納得のゆくところもありますが、掃除をしたから「運気がすべて好転する!」という断言には、正直「???」となっておりました。


未だに半ば信じられないままでおりますが、ただ一つ「当たっているなぁ」と思えるのは、「心機一転の気力が湧きやすくなる」という点と「気持ちが整理されて、さっぱりする」という点でした。


部屋を片付けたからすべてが片付くと考えるのは眉唾ですが、少なくとも気持ちが軽くなり、スッキリするのは本当だと思います。

また、効率的な生活や多少の健康への好影響も期待できると思います。


でも「信じる者は救われる」という言葉もありますから、もっと大きな変化を掃除がもたらしてくれることが無いとは言えません。


先日芥川賞を受賞した又吉さんが、仕事部屋を紹介されているテレビ番組を見ましたが、その時「気が散るので仕事部屋には何も置かない。最初は布団さえ置かなかった・・・。」ということを又吉さんがおっしゃっていたのが印象的で、本当に何もない部屋にポツンと机があるところから、あの話題作が生まれたのだなぁと感心してしまいました。


みなさんも「掃除」についてもう一度考えてみられたら、いかがでしょうか。

もしかしたら、何かが変わったり、生まれてきたりするかもしれません。