日本のハウスクリーニング業界で働いていると疑問に思うことがあります。
水道修理や鍵の交換サービスだけでなく、ガス漏れチェック、電気故障などなどの出張サービスは、出張代だけで平均7,000円を請求しています。
お客様のところに行って、ドアを開けた時点で7,000円となり、それに作業代・部品代などを加えて請求します。
ところがハウスクリーニング業者のサービスは、「出張費は0円」が普通になっています。しかも作業代も他の工事や修理業者に比べてダントツに安い。電気工や機械工の三分の一以下ではないでしょうか。
ちょっとした水道やエアコンを含む修理サービスも行っている総合サービス(単サービス業者より習熟度のが高さが求められる)なのに、それらをお客様に請求するサービスマンはほとんどいません。
「込み込み価格、追加料金一切不要!」が、今の時代の常識なので、余剰労働やサービスへの対価は望めないのが、日本のハウスクリーニング業界の現状なのです。
先進国の多くのサービス業の中で、日本のハウクリーニングのサービス料金の安さは本当に「特別」であり「異常」であると思います。
今のうちにこの安さを享受しておいた方が良いのかもしれません。いずれきっとサービス代金の見直しがおこるだろうと予測されるからです。
アメリカやヨーロッパなどでは、サービスマンを呼んでクリーニングや修理をするよりも「新品の買い直し」の方がはるかに「安い」という状況がしばしばあると言われています。
日本にも遠くない未来に、同じ状況がやって来るかもしれません。
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